先生の隣にいたいんです。
その声がした瞬間、周りから色んな声が聞こえる。


何、もしや。


お母さんたちがまた誰か連れてきた、、、?


思い返すのは、いつのことだろう。


中学2年生ぐらいの時だろうか。


お母さんの友達、だっけ。


そんな人たちが家に来た時。


ニヤニヤしながら押し入れを開けてきたその男の人たちは無理やり私をベットに引っ張って行って、強制的にやられた記憶。


あの後、押し入れから出たからって3か月ぐらいご飯貰えなくて学校の給食だけで過ごしてたっけ、、、。


また、怒られる、、、?


ここは地獄とかじゃなくて、現実、、、?


そう思うと体がこわばる。


お願い、私のところには来ないで、、、やめて、、、。


「はーい、今は回診の時間だよ。今日松本先生いないから全員先生が回診するからね。誰から診察するのー?」


「ゆう君から‼‼」


「やだ‼‼まなつちゃんからやればいいじゃん‼‼」


「なんでぇ‼‼」


「昨日僕からだった‼‼」


「はいはい‼‼じゃあじゃんけんにしようか?せーの」


「負けた‼‼」


「じゃあ今日はゆう君からだねー。はい、もしもしするからお洋服めくってもらってもらってもいいかな?」


「はぁい、、、」


声的に怒ってる、、、とか叩かれている、、、って感じじゃないけど何が起こるかは分からない、、、。


お母さんだって私は叩くけど、お父さんのことは叩かなかったし、、、。
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