先生の隣にいたいんです。
「じゃあ今からプライルーム開くから遊びに行ってきな?先生10時に来るから、10時にはここに戻ってきてね?チックンやるよ?」


「えー」


「チックンやらなかった子はお昼のゼリーなしね」


「やる‼‼だからゼリー食べるー‼‼」


「はーい。いってらっしゃい」


そんな声がした後、静かになった。


、、、これで私一人、、、?


そう思ったけどまだ何があるか分からないから、体はこわばったまま。


第一、ここどこ、、、?あなたたちは誰、、、?


それが分からない中でただ不安でいっぱいだった。


何されるの?


どうなっちゃうの?


不安で、怖くて、、、。


無意識に布団の端をつかむ。


「、、、っはぁっ、、、、」


呼吸も荒くなってくる。


息がしにくい、、、。


―ガタンっ


「、、、ごめんね、入るよー?」


あまりにも息をするときに音が聞こえていたのか、気付いたときにはベットの周りにあるカーテンに手がかけられていた。


、、、いや、怖いっ、、、‼‼


反射的に私は抜けるだけの管を無理やり抜いて、ベットの端に行った。


―シャッ


「、、、っ⁉ごめんね、怖いかな?息苦しそうだね、、、」


近くに、いる。


誰かが、、、。


でもそんなに私はまともにいられなくて、ただ謎に早くなる呼吸に意識が飛びそうだった。


必死に布団を被って、恐怖に耐えるだけ。


何されるかも分からないから下手に動けない、、、、。
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