極愛〜狙われたら最後〜

そして後日、今度は八神として移動して車から下りた時スコープから俺を見張っていたのかレーザーを当てられた。

俺はすかさずその先を睨む。
組員もすぐに俺の前に立った。

クククク。
俺の事だいぶ気にしてるな。

なかなか近づけなくてやきもきしてきたか？
簡単に手に入らない方がお前も楽しいだろ。

そう思うもこうしている間に、また他の男と関係を持っているのではないかと思うとこちらもだんだん苛ついてくる。

少しした頃ようやく報告があがる。

「若。先日の女ですが…。やはりうちの会社の派遣社員でした。名前は鈴木雫。総務部に所属してます」

ちょうど弟で俺の側近の将臣から情報提供された。
遅かったな。

「ほう。やはりそうか」

知ってるが。

「はい。どうやら現在ルージュというBARにいるようです」

なるほど。

「この後の予定は？」

「ありません」