極愛〜狙われたら最後〜
「そこに向かう。お前たちは店の外で待機するように」

「かしこまりました」

そう言えば他の組員がちょうど離れた。
するとすかさず将臣がニヤつく。

「おい」

「いや、まじ?」

「うるせぇな。お前は嫁といちゃついてろ」

「クククク。八神で会って大丈夫?」

「ああ。どうせバレるなら初めからこっちで会った方がいい」

今は俺たちしかいないので敬語もない。

「確かにな。にしても普段は随分と地味な格好してるみたいだぞ。俺、気付かなかった」

「目立ちたくないんだろ」

そんな会話をしていれば他の組員が戻ってきたので会話は終了する。

そして雫がいるというルージュへと向かった。
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