極愛〜狙われたら最後〜
その表情があまりにも妖艶で、この世のものではないまるで妖に悪戯でもされてる様な気になってくる。
このまま魂ごと持っていかれそう…
決してその漆黒の瞳からは逃げられないのだと。
何も言葉を話さずとも龍臣の私を貫くような視線に囚われ、熱い舌や優しく触れる手から、想いがひしひしと伝わってくるようだ。
そして徐々に脚の中心へと移動するキス。
怪我をした場所に痛がる事を知って龍臣はニヤっと笑い舌を這わせた。
「いっ…」
この男は狂ってる。
そのまま吸い寄せられたかのように脚の間に顔をうずめて舐め始めた龍臣の髪を私はギュッと掴む。
「はぁっ…んっ…」
溺れてしまえ。
そして吸い付く龍臣の顔を押し付け天を仰いだ。