極愛〜狙われたら最後〜


「クククク。俺を殺す気か?」

私はその通りと言わんばかりに微笑んで見せればグッと腰を沈められた。

「はぁっ…」

「今度は俺の番」

そう言って奥の奥まで突き進んできてトンとノックされる。

そして私のお腹を上からグッと押して圧をかけられたかと思えば一気に律動が開始された。

「ふぅっ…あっ…なにっ…」

これはなんだ。
そして腰の下に枕を入れられて攻め立てられる。

「あんっ…んっ…やっ…」

綺麗な顔とは裏腹に、全身を纏う迫力のある刺青と、思わず息を飲むほど見事に鍛え上げられた肉体美。

そして、その綺麗な顔についている口元は僅かに笑を浮かべているのにただならぬオーラを放っている。

それはどこか狂気じみていて、殺気すら感じるほどに。

「雫」

「んっ…」

低い声で名前を呼ばれるだけで鼓膜から脳へと響き麻痺しそうになる。
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