極愛〜狙われたら最後〜
「愛おし過ぎて…殺したいわ」
その瞬間ゾクっと一気に全身が痺れるような感覚が襲いかかってきた。
本当に殺られる。
そう思った。
まるで狙われた獲物になった気分だ。
それでもいいと思ってしまう私も相当狂ってるかもしれない。
「死ぬ時は一緒よ」
そう言って龍臣の頬に手を伸ばせば、その手をとって舐め始める。
「ああ。お前を一人にはさせないさ」
そう言って指輪にキスを落とした。
そしてガンと激しくなる律動が脳天まで響いて、打ち寄せる波がどこからか迫り上がってきて、一気に弾けると共に奥へ貫くように突き上げられ愛を注がれた。
一滴も、一欠片の愛も逃したくない。
全て飲み込みたい。
そんな事を思った。