極愛〜狙われたら最後〜
こうして待つのはなかなか時間が過ぎるのが長く感じるんだな。

やっと外も暗くなり夜の帳が下りた。
今頃龍臣たちはドンパチやってるのだろうか…

だ、ダメだ。
心配だ。

その時Zからメッセージが入る。

"動けるか? 援護の要請があった"

今はまだ半沢が家にいる。

"またチームで襲撃したい"

そして時間と場所が送られてきた。

「半沢。私ソワソワして落ち着かないから、もう寝ることにするから帰っていいよ」

「そ、そすか。一人で大丈夫すか?」

「子供じゃあるまいし。大丈夫よ」

「わかりました。自分部屋にいるんで何なりと」

そう言っていつもより早いけど部屋から追い出した。

"向かう"

私はZに返事をしてボディスーツに着替える。

その時ピンポーンとインターホンがなってモニターを覗けば半沢がいた。
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