極愛〜狙われたら最後〜
ここは敵対する組の本家。

なかなか広い。
八神組程ではないけど。

まだ龍臣たちは来てないのか?

散らばる仲間とハンドサインで状況を確認し合う。

どうやら組の中では宴会が開かれてるようだ。
呑気なもんね。

するとどこからともなく静かに龍王会の組員が屋敷の周りを静かに囲み始めた。

私たちは少し離れた場所から射撃する。

そしてついに龍臣が姿を現した。
これまで以上にヤバいオーラを放っている。

ギロっとスコープ越しに目が合った気がして思わず息を飲む。

嘘でしょ?

龍臣は私が今ここにいる事は知らないはず…

要請を寄越したのは龍臣の指示?

そんな事はどうでもいい。
とにかく今は任務に集中しないと。
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