極愛〜狙われたら最後〜
「うちの組の奴らは、そこに関しては口外も干渉もしないと約束してる」

何から何まで…

「お前どうせやめる気ないだろ」

お見通しだったのね。

「でもまずは子供優先でいく」

そう言えば龍臣は私を見下ろし優しく微笑んだ。

一度リビングを出て廊下に行くと宙に浮いたようなデザインの階段があってそこから二階へ上がる。

その横には一本のポールが立っていた。

「もしかして…」

「まぁ、こっちからも下りれるな」

だよね。
楽しそう。

そして寝室に向かうとこれまた落ち着いた雰囲気の部屋がキングサイズのベッドとともに待っていた。

カチャっとドアが閉まる音がして振り向けば龍臣の顔が変わった。

医者からももう許可はもらってる。

「いい?」

断れない。
私も龍臣に愛されたい。



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