極愛〜狙われたら最後〜

最後に私みたいな女を抱けて冥土の土産になったでしょ。

次は常田組の組長ね。

その時携帯に通知が入る。
確認すれば先程の任務の入金の通知だった。

成功報酬ってやつ。

私の仕事は息の根を止めるところまで。

その後は処理する専門の奴らがいる。

残高を見てため息を吐く。
こんなお金もらったって…

そして店から出て自分の住むマンションへ帰った。

シャワーを浴びて、タオルで髪をぐるぐる巻きにしてバスローブを羽織り、ワインを飲む。

この身体は仕事で使うもの。
私は誰のものにもならない。

私は私のもの。
いくらだって自分で可愛がれる。

そして一人ソファで天を仰ぎこの身体を慰めた。

常田はどうしようか。
立ち上がり書斎へ向かい本棚の本をひとつ手に取る。

スーッとスライドした本棚の裏には、数え切れないほどの武器が並んでいる。