極愛〜狙われたら最後〜
「それで?」
「俺はこれまで特定の女を作ったことがない。なのに急に結婚だなんてなって騒ついてる」
「怪しまれてるって事?」
「ああ。一目惚れという事にしてる」
「はははっ」
笑っちゃう。
「合わせろよ?」
「大丈夫。任せて」
「お前を見れば納得するはずだ。それから…」
「今度は何よ!」
心配しすぎ!
「いや…。頼む」
「なんて言おうとしたの」
「いや。たくさん良い男もいるから」
は?
「目移りすんな。俺だけ見てろ」
この人の独占欲なんとかなんないわけ?
たかだか妻のフリをした玩具相手にさ。
「本当にわがままね、あなたって」
そう言ってクスッと笑って見せると、漆黒の瞳がギラっと光った。
「お前も俺に惚れてるって思わせないといけないんだからな?」
龍臣はトンと私を壁に押し付け顎を持ち上げた。
「わかってるわよ」
任せなさいよ。
私を誰だと思ってんのよ。
「俺はこれまで特定の女を作ったことがない。なのに急に結婚だなんてなって騒ついてる」
「怪しまれてるって事?」
「ああ。一目惚れという事にしてる」
「はははっ」
笑っちゃう。
「合わせろよ?」
「大丈夫。任せて」
「お前を見れば納得するはずだ。それから…」
「今度は何よ!」
心配しすぎ!
「いや…。頼む」
「なんて言おうとしたの」
「いや。たくさん良い男もいるから」
は?
「目移りすんな。俺だけ見てろ」
この人の独占欲なんとかなんないわけ?
たかだか妻のフリをした玩具相手にさ。
「本当にわがままね、あなたって」
そう言ってクスッと笑って見せると、漆黒の瞳がギラっと光った。
「お前も俺に惚れてるって思わせないといけないんだからな?」
龍臣はトンと私を壁に押し付け顎を持ち上げた。
「わかってるわよ」
任せなさいよ。
私を誰だと思ってんのよ。