極愛〜狙われたら最後〜
その後、龍王会に属する傘下の組の人たちとの集会も滞りなくとり行われ、私の面通しも行われた。

龍王会のトップに君臨するのが八神組。
やはり気軽に話しかけてくるような人はいない。

厳かな雰囲気のまま、どこかピリついた空気感。
さすがというべきか。

龍臣もいつもとは全く違う顔をしていた。

ただ、私をみる時だけはいつもの龍臣だったけど。

スパイで何度か別な組織に侵入した事もあるけど、ここまでではなかったし。

やはり護衛からして違う。
これでは安易に近づけないわけだ。

内部の状況を把握しようと目を光らせるも、時折険しい顔をした将臣さんと目が合う。

たぶん将臣さんは私を信用していない。

当たり前だ。
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