バンドマンの彼氏。

ある日の昼間。


「星七...?」

「ごめん、起こしちゃった?」

「どっか行くの?」

「近所の保育園探しに行こうかと...」

「俺も行く」

「だって昨日も夜遅くまで編集してたでしょ?」


最近は陸斗、YouTubeの編集を夜遅くまでしている。


「やだ行きたい」


陸斗はあたしが1人で出掛けるのを嫌がる。


「すぐ準備するから待ってて」


陸斗の大きな手があたしの頭を撫でる。

ほんとにすぐ準備は終わった。


「待って、星七その格好?」

「うん...変?」

「そうじゃなくて...足出しすぎじゃない?」


あたしはビックシルエットのパーカーにショーパンをはいていた。


「下何もはいてないみたいじゃん」


ぶーぶー言う陸斗をなんとか説得し、外へ出た。
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