バンドマンの彼氏。
rikuto視点


「星七!!」


星七はひたすら謝りながら震えて、息がどんどん荒くなっていった。


「救急車...救急車!」


俺は叫んだ。


「大丈夫、大丈夫だよ...」


俺は星七の背中をさすりながら抱きしめた。

どうやって救急車に乗ったのか覚えてない。

気付いたら俺は病院で星七の手を握っていた。


「.......陸斗、、?」

「星七...?」

「月夢は!?」


星七はバッと飛び起きた。


「いきなり起き上がっちゃ駄目だよ」


俺は星七を寝かせた。

月夢は武政たちが俺の家でみてくれている。

さっき送られてきた動画を星七にも見せた。


「よかった...」


こんな時まで月夢の心配。

ちょっとは自分の心配しろよ。

俺は看護師さんを呼んだ。
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