バンドマンの彼氏。
退院して1週間が過ぎたあたりから、旦那も疲れが出たのか一切育児をしなくなった。
むしろ月夢が泣くと声を荒らげてあたしに手をあげた。
「.......ごめんなさい」
「母親だろう、泣かすな」
「ごめんなさい」
月夢には手をあげなかったが、月夢に触れることもなかった。
見向きもしない。
はじめは月夢が泣くとあたしに手をあげたが、次第に朝から晩まで気が付くとあたしは殴られていた、蹴られていた。
そして逃げた。
月夢を連れて。
そしたら陸斗が拾ってくれた。
話し終わって陸斗を見ると泣きそうな顔をしていた。
「そんな顔しないで」
あたしは陸斗の頬に手を伸ばす。
「俺のこと怖い?」
陸斗は悲しそうな顔で聞いてきた。
「んーん」
そう言ってあたしは陸斗を抱きしめた。
「ありがとね、陸斗」
助けてくれて。
陸斗は弱々しく抱き締め返してくれた。
むしろ月夢が泣くと声を荒らげてあたしに手をあげた。
「.......ごめんなさい」
「母親だろう、泣かすな」
「ごめんなさい」
月夢には手をあげなかったが、月夢に触れることもなかった。
見向きもしない。
はじめは月夢が泣くとあたしに手をあげたが、次第に朝から晩まで気が付くとあたしは殴られていた、蹴られていた。
そして逃げた。
月夢を連れて。
そしたら陸斗が拾ってくれた。
話し終わって陸斗を見ると泣きそうな顔をしていた。
「そんな顔しないで」
あたしは陸斗の頬に手を伸ばす。
「俺のこと怖い?」
陸斗は悲しそうな顔で聞いてきた。
「んーん」
そう言ってあたしは陸斗を抱きしめた。
「ありがとね、陸斗」
助けてくれて。
陸斗は弱々しく抱き締め返してくれた。