バンドマンの彼氏。
rikuto視点


「また明日~」


そうメンバーに言って俺はコンビニを出た。


「え...」


Tattooが入ったからだはアザだらけ。

ってかなんでこんな真冬にタンクトップに半パンなわけ!?

細すぎるからだ...

腕の中にはきっと産まれたばかりの赤ちゃんが毛布にくるまれていた。


「ちょ、ちょっとアンタ大丈夫...?」


俺は声を掛けた。


「誰...」


今にも消えそうな声。


「とりあえず歩ける?俺ん家すぐそこなんだけど、、こんなとこで寝ちゃ凍死するよ。ごめん、触るね」


俺はそう言って肩を脇腹を持って立たせた。

折れそうじゃん...。

とりあえず家に入れて、寝かせた。

顔もアザだらけで口元は切れてる。

俺は消毒して、絆創膏を貼っといた。

こんなんでいいのかな。
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