バンドマンの彼氏。
よん

秋。

ハロウィンの時期。

みんなで遊園地に行くことになった。


「星七、これおそろいにしよ」


陸斗が持ってきたのは耳のついたカチューシャ。


「え、星七ちゃんめっちゃ可愛い」


武政さんが言ってくれた。


「あっち行こうよ」


そう言って陸斗がさしたのはキッズコーナー。


「んー...」

「どうしたの?」

「あたしと月夢に気を使わないで、みんな楽しんできて」

「俺ら気なんか使ってないよ」


翔さんが言った。


「俺らが星七ちゃんと月夢と居たいの」


一樹さんが言った。


「ありがとう...」
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