バンドマンの彼氏。

sena視点


遊園地から帰ってきて、月夢を寝かしつけた。


「星七、ちょっといい?」

「ん?」

「すき...なんだけど、、」

「知ってるよ」

「え...」

「そりゃあ、あんだけ嫉妬してくれたら(笑)」

「そりゃそうか(笑)」

「あたしもすきだよ」

「でもさ...」


陸斗は過去のトラウマを話してくれた。


「.......そっか、話してくれてありがと」

「え、、」

「ん?」

「付き合いたいとか思わないの?」

「陸斗がもう大丈夫、この人なら大丈夫って思ってもらえるまで待つよ」

「でも...そしたら、、」

「付き合ってないからあたしが他の男のとこ行っちゃうって?」


陸斗は小さく頷いた。


「行かないよ、きっとあたしはずっと陸斗がすきだよ」


あの日もあの日も...

あたしを助けてくれた王子様だから。
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