バンドマンの彼氏。

sena視点


月夢の泣き声で目覚めた。

知らない場所だった。

そして1人の男。

長めのウルフカットに口元にピアス。

部屋にはベースかな?

ベースがいくつか置いてある。

ミルクを作らせてもらって、月夢を再び寝かせた。

何も聞かれないまま数時間が過ぎた。

テレビの音だけが聞こえる。


「あの...さ、必要なもん買いに行かない?」


先に口を開いたのは陸斗だった。


「歯ブラシとかはあるけど...ミルクとか消耗品、、」


歯ブラシの予備があるって相当遊んでんな...。


「いや、悪いよそんな」
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