バンドマンの彼氏。

sena視点


あれから数日がたった。

特にお互いのことを話すこともなく、あたしはただたんたんと家事をしていた。


「あのさ…」


ご飯を食べているとき、陸斗が言った。


「これ…」

「チケット…?」


陸斗はチケットをくれた。


「今週の土曜日、ライヴだから良かったら来て」

「でも月夢預ける場所ないし」

「大丈夫大丈夫」


何が大丈夫なんだろうか…。
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