恋も仕事も一発逆転!社長へのドラマチック.セカンドラブ

最終回

早苗「私はこの会社辞めませんよ。この会社が好きだから」 拓也「次の文句が打てないや」早苗「これで、お別れです、さようなら」
思い付きで、ポンポンLINEしてた拓也は、取り返しのない事態になってしまった。拓也「これで、きっぱり辞められます」
早苗「お疲れ様でした」暫くしてから拓也はまた打った。
拓也「このリスクは原子爆弾並みです」早苗「さようならしたはずですけど」
拓也「また最初からやり直そうかと」早苗「もう、会う事はないよ」
拓也「そうですか」早苗「私の携帯番号消して下さい」「藤原さんの携帯番号、電話する事ないので解除しました」
拓也「最後に、まだ、会社辞めてませんから、それと悪気はなかったです」
早苗「そうですか」「私との関係は無くなりました」
次の言葉に、拓也は、無意識の内に、綱を辿っていた。
早苗「もう、好き同士じゃなく友達に戻りました」
「お付き合いは、なかった事にして下さい」「早く退職届けを出したらどうですか」
「早苗さんじゃなくて、美咲と呼んで下さい」この言葉を最後に、拓也の携帯のLINEから、早苗が、ブロックしてきた。
早苗は一昨日の拓也との出来事を浮かべながら。ここは小倉ロイヤルホテルのフロアにいる。そこへ母が父と共にやって来た。2人は娘の門出を祝う時の様な満々とした笑みを浮かべている。一方の早苗は何か浮かぬ顔だ。三人は桜の間に案内される。その部屋には身長180センチ程の細身の身体の質素な雰囲気のする真面目な第一印象の男性38歳が座っている。これから2人のお見合いが始まる。縁談の話は二週間前から進められていた。早苗は拓也とのLINEでブロックしたのは、ちょっとした意地悪な気持ちになりやってしまった。本当は拓也とのデートは嬉しかった。昨日は何も連絡はしなかった。
拓也は小倉一のジュエリーショップに来ている。店員に70枚の札束を渡すと。手の中には、ハート型のティファニーのダイアモンドが今や今かと箱の中から出してくれと小さな声が拓也に囁いているようだ。店を出ると拓也の愛車の姿はない。昨日、突然の衝動で愛車を売り払い。お金に変えた。その足で小倉ロイヤルホテルに向かう。早苗がお見合いすると友達から聞いた。ブロックされた翌日。拓也の咄嗟に思いついた行動だ。
お見合いを終えた2人とお互いの両親はロイヤルホテルの待合室でタクシーを待っている。そこへ大きな叫び声が聞こえてきた。拓也だ。その手の中にはしっかりとティファニーのダイアモンドが握り締められている。
あれから3ヶ月が経ち2人はロイヤルホテルで近いの言葉を、そして早苗の左手の薬指に結婚指輪がはめられ2人の唇が重なり合った。

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