【番外編】七海&潤


だけど………会いたい。


その一心で私はインターホンを押した。

――ピンポーン


人通りの少ない道に音が鳴り響く。


――ガチャッ



「潤!!」


「…入って。」


「…うん。」


普段の私だったら

(会って第一声がそれかよっ!!!)


とかツッコむんだろうけど潤の前だとそれもできないんだよね…。


嫌われるのが怖いなんてこんなに思ったの初めてだよ…。



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