早河シリーズ第六幕【砂時計】

あとがき(読みたい人だけどうぞ〜✧)

早河シリーズも早いもので第六幕となりました。

 本作の【砂時計】と第四幕の【紫陽花】はなぎさがちゃんとヒロインしていますね。早河メインの話の時には、やっぱりなぎさの存在が光る。
そして作者的に早河さんが史上最高にかっこいい作品です。早河さんもTHE・主人公してますねぇ。

廃園の遊園地、二度と動かない観覧車、くたびれた回転木馬、物凄く好きな場面に仕上がりました。廃園の遊園地は書いていて楽しかったです。

 本作では犯罪組織カオスの殺し屋、ケルベロスの正体がついに明らかになりました。
ケルベロスの正体に驚いた方、予想が当たった方、どちらもいらっしゃると思います。

前作の第五幕【揚羽蝶】収録の短編集【蝉時雨】〜【乱反射】にて、ちらちらっとケルベロスの不穏な動きの伏線は匂わせていました。

 ケルベロスのセリフ(元は貴嶋のセリフであり思想ですね。【失楽園】参照)
『人間は殺す人間、殺さない人間、殺される人間と三種類に分けられる』は私が日々思ってることでもあります。

この世には犯罪を犯す側、犯さない側がいて、自分はじゃあどちらなのかと自問自答。
ミステリーを書いている時、ミステリーを読んでいる時にふと考えたりもします。

 いよいよ次回、最終幕【人形劇】は第一幕【影法師】以来の早河と貴嶋の直接対決です。

キングの“天地創造計画”始動。
「東京最悪の三日間」の幕開けとなります。この三日間だけは都民にはなりたくないなぁと思うくらいに、東京中で色々と起きます。

 早河となぎさは無事に結婚できるのか、早河と貴嶋の対決の行方、早河は犯罪組織カオスを潰すことができるのか。

 さらに貴嶋の“お気に入り”である美月の行く末。
第五幕【揚羽蝶】で沢井あかりが言っていた通り、貴嶋の「最終プラン」には美月の存在があります。

貴嶋さんにも莉央がいるのにね〜、なんでそこまで美月に執着するのかな〜怖いなぁ〜。

そして隼人と莉央の関係、美月と佐藤の関係……など、問題は色々と山積み。

 最終幕【人形劇】は美月と隼人も、早河の元カノの玲夏も、【紫陽花】に登場した一ノ瀬蓮も、【金平糖】に登場した有紗も、これまでの早河シリーズキャラ総出演です。

本編ラストはどうなるのでしょう?

ぜひシリーズの最後までお付き合いいただけると嬉しいです(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)⁠♡
< 100 / 100 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

早河シリーズ序章【白昼夢】

総文字数/153,635

ミステリー・サスペンス154ページ

表紙を見る
早河シリーズ序章【白昼夢】スピンオフ

総文字数/147,505

青春・友情163ページ

表紙を見る
【Quintet】

総文字数/202,996

恋愛(逆ハー)346ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop