パーフェクト同期は恐妻家!?
「そうか⋯⋯。だったら、俺が何度でも言う。お京は俺にとって、世界で一番素敵な女性だよ。第三者から見ても素敵だろうけど」
「あはは⋯⋯ありがとね」
「言っとくけど、これは100%本音だから。親御さんのことで同情したからじゃない。信じてくれるね?」
 真剣な眼差しで言われ、私は小さく頷く。
 何度も唇を重ねたあとで、自分から彼に寄り添い、
「あーあ、今が生理中じゃなきゃよかったのに」
 つい、そんな本音を口走ってしまい、流石に恥ずかしくて顔を背けた。
「お京⋯⋯」
 恐る恐る振り向くと、珍しくリンダも真っ赤になっている。
「やっぱり、お京は小悪魔だよ!まさか、全部計算?」
「違う違う違う!」
 遅くまで語り合ったあと、私たちは手を繋いで眠った。
 やっと今、心の距離が縮まった気がする。
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