パーフェクト同期は恐妻家!?
Été 〜幸せの裏側に〜
長かった雨の季節が過ぎ、眩しい夏がやって来た。
それにしても、あまりにも暑い⋯⋯。電撃婚したのは真冬だったのに、あっという間である。
今日はバイトが休みなので、クローゼットの中を整理することにした。
確か、未開封の段ボールもまだあったはず。
ふと見上げると、高い棚に新品のサンダルが置いてあったので、思い切り背伸びして手を伸ばしてみる。
もう少し⋯⋯えいっ!
指に力を入れて、サンダルをはたき落とすと、お菓子の缶まで一緒に落としてしまった。
その缶からは、たくさんの手紙が飛び出し、戻そうとしたのだが⋯⋯差出人の名前に、思わず手が止まる。
差出人の名前は、私の両親の連名だったのだ。どの手紙も全て。
しかし、いずれも宛名は私ではなく、林田彰になっている。
何故、今まで気付かなかったのか不思議に思ったが、それらは全て局留めで、本人限定受取郵便になっているのだ。
それにしても、あまりにも暑い⋯⋯。電撃婚したのは真冬だったのに、あっという間である。
今日はバイトが休みなので、クローゼットの中を整理することにした。
確か、未開封の段ボールもまだあったはず。
ふと見上げると、高い棚に新品のサンダルが置いてあったので、思い切り背伸びして手を伸ばしてみる。
もう少し⋯⋯えいっ!
指に力を入れて、サンダルをはたき落とすと、お菓子の缶まで一緒に落としてしまった。
その缶からは、たくさんの手紙が飛び出し、戻そうとしたのだが⋯⋯差出人の名前に、思わず手が止まる。
差出人の名前は、私の両親の連名だったのだ。どの手紙も全て。
しかし、いずれも宛名は私ではなく、林田彰になっている。
何故、今まで気付かなかったのか不思議に思ったが、それらは全て局留めで、本人限定受取郵便になっているのだ。