完璧主義の私とイクメンの彼
どうしたらいいのかわからず、途方に暮れていた。

ただひたすらと、その辺をぶらつく。


周りを見ると、スーツを着こなしてビシッと決めてる人たちがたくさんいる。

私も、この中にいたんだろうな...


どうしてこの私が、無職なわけ?

というか、なんで今になって内定取り消し?


まったく理解できない!


なんて考えたって、何が変わるわけでもない。

わかっていても考えてしまう。


途方に暮れていると、女性から話しかけられた。

スーツをビシッと着こなして、かっこいいキャリアウーマンではなく

カジュアルなスーツの女性だった。


「すみません、少しお時間よろしいでしょうか?」

「はい?私ですか...?」

「はい」


私になんの用?

今は誰とも話したくないのに...
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