完璧主義の私とイクメンの彼
「自分の知ってる人でないと、安心して預けられないのよ。

それにうちの子、なかなかベビーシッターに懐かなくてね。
次々辞めてって、あなたで8人目よ」


8人目...

私だって無理なんじゃ...


「ですが、先程聞いた話とは...」

「そうね、ベビーシッターと両立ができるのであれば、本業であるコスメの仕事もお願いする。

でも、今はベビーシッターに慣れてもらうためにもベビーシッターだけ務めてちょうだい」

「そんな...」


なんで、この私がベビーシッターなんかを...


「どうする?

あなた、仕事がないんでしょう?

今更仕事探したって、遅いと思うけど」


社長の言う通り。

ここで断ってしまうと、私は路頭に迷うことになる。


こうなったら、覚悟を決めて...!!!
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