会社の給料が低く副業をやろうと思ったら、謎の美女に会社の給料の数倍以上の金額で仕事を与えられた。そして、その美女は……

同窓会後の二人

「かばってくれてありがとう」
「当然じゃない」
 あれからと言うもの、二人の仲はさらに深まった。
「俺はミツバと仕事出来て嬉しいよ」
「私も」

「この会社の社長になってくれるの?」
「今の社長が退いたらだね」
「期待してるわよ♡」
 タモツは数ヶ月後、課長に昇格し年収も上がった。

「タモツ、課長昇格を祝って、部を上げて食事会を開きたいの」
「本当ですか? 嬉しいです」
「今日、終業後からやるわよ」
「分かりました」
 仕事が終わり、みんなで準備をする。
「準備できた?」
「はい」
「行きましょう♪」
 ミツバが腕を組む。柔らかいものが腕に当たる。ミツバは美人でスタイルがいい。特に、女性的な体つきは俺だけでなく、ほかの社員も認めるほど。
「くっつきすぎだよ」
「意識してるの? 案外エッチなのね♡」
(勘弁して)

 会場に着く。案外大きな飲み屋だった。
「大きなところですね」
「最近できたところみたいよ」
「2か月前にオープンしてるね」
「確かに最近だ」


「じゃあ、乾杯!」
「乾杯!」
 みんなでビールをあおり、息を吐く。
「やっぱりうめえ」
「疲れが取れますね」
「もっと、疲れが取れるものがあるわよ」
「何ですか?」
 ミツバが自分の体を指す。
「もう、酔ってるんですか?」
「お持ち帰りされたい。タモツに」
「いつもしてるじゃないですか」
「いつも、そんなこと考えてるの?」
「違いますよ」

「でも、見てみたいんでしょ?」
 別の女性社員が意地悪な質問を。
「それは」
「社長の中身」
「いつかは」
「やっぱり隅に置けないね」
「からかわないでください」
「私のは見たい?」
「いや、だから」
 女性社員が見せようとしてくる。

「ごめん、ごめん」
 やっと、料理が来る。
「食べよう。冷めないうちに」
「いただきます」
「ウマイ!」
「おいしいですね」
「さすがだ」

 そして、食事会が終わり帰宅する。
「酔っぱらっちゃった」
「しっかりしてくださいよ」
「今日、タモツの家に泊まらせて」
「それはやばいでしょ! と言っても、ミツバの家知らないしな」
 ミツバを見ると、服の隙間から少し谷間が見えている。
(いかん、いかん)
「仕方ないですね。後で喚かないでくださいよ」
 ミツバを自宅に連れていく。


 翌日、いつもの時間に目が覚める。
「朝か」
 目を覚ますと、体が重い。
「なんだ?」
 見ると、ミツバが上に乗っかっている。しかも、胸がつぶれて見てはいけないものが。
「やばいぞ、これは」
「ん」
 起こさないように、ミツバを移動させる。が、身じろぎするので、手が滑りミツバの胸を触ってしまう。
「ぁ」
 ミツバが目を覚ます。
「……」

「襲おうとしたの?」
「違います。自分の上に乗っかっていたので、動かそうと」
「そうだったのか。寝ているときに触られるのは初めてだな♡」
(触ってほしいの?)
「とりあえず、起きてください」
 ミツバに説明する。
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