christmasring💍

騒然

次の日から大変な日々が始まった

朝から色んな人に声をかけられる

違う学年の名前も知らない人にまで。

その理由は言うまでもなく、昨日の出来事のことで


「「ねえ、佐野さん、西園寺くんと付き合ったってホント?」」

「ホントだよ」


パパラッチのような女子や男子に囲まれながら、そう返事をすると、周りから悲鳴のようなものから落胆する声まで聞こえる

まだ誰にも言ってないし、西園寺くんもまだ言わないって言ってたのにどこから漏れたんだろうか。


「佐野さん誰とも付き合わないんじゃなかったの?!」


中には私が付き合ったことに対して怒りを露わにする女の子もいた

出たでた、皆のアイドルなのにーってやつだ


「付き合っちゃダメなの?」


その女子に向かって真顔で言い返すと、目に涙を溜めて走って逃げていった
< 7 / 7 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop