王子様たちに毎日甘く溺愛されて
そして糸瀬くんの言葉は私たちの思い通りだった。
「無理」
たった2文字の告白を断る言葉に女の子がどれだけ傷つくのかは計り知れない。
「あぁーー」
その発言と同時に私たちはついそんな声が漏れてしまう。
「ワンチャン行けそうだったのにぃ」
「糸瀬くんひどい…」
残念だねーと笑いあってお弁当の方に戻ると後ろから声をかけられる。
「別にひどくねーだろ」
そこにはすんと立つ糸瀬くんの姿が…!
「い、糸瀬くん?」
びっくりしすぎて心臓が止まりそうになる。
「今日の放課後から仕事あるから」
「は、はい!」
「逃げんなよ」
あっけらかんとしている私に淡々とそれだけ伝えると糸瀬くんは踵を返して行ってしまった。
「無理」
たった2文字の告白を断る言葉に女の子がどれだけ傷つくのかは計り知れない。
「あぁーー」
その発言と同時に私たちはついそんな声が漏れてしまう。
「ワンチャン行けそうだったのにぃ」
「糸瀬くんひどい…」
残念だねーと笑いあってお弁当の方に戻ると後ろから声をかけられる。
「別にひどくねーだろ」
そこにはすんと立つ糸瀬くんの姿が…!
「い、糸瀬くん?」
びっくりしすぎて心臓が止まりそうになる。
「今日の放課後から仕事あるから」
「は、はい!」
「逃げんなよ」
あっけらかんとしている私に淡々とそれだけ伝えると糸瀬くんは踵を返して行ってしまった。