年の差十五の旦那様 外伝②~いつか、それが『愛』になる~
「なにか思うこと……っていうか、やましいことがありますよね?」
ジト目になりつつ彼を見つめると、彼は観念したように両手を挙げる。
「正解です。でも、決してなにかしたいわけじゃないんです。……一緒に出掛けて、楽しく過ごしたいだけです」
それだと別にやましいことはないんじゃないの?
(だったら、私の言葉を認めなくてもいいのに)
否定したほうがずっといいはず。
黙った私を見て、アルロイさんは私に顔をぐっと近づけた。まじまじと見ると本当にかっこいい。
「……クレアさんは信じてくれるかわかりませんけど、俺はデートだって思ってます」
「――デート?」
聞き馴染みのある単語。しかし、私には縁のないものだと決めつけていたこと。
「はい。俺はあなたと距離を縮めたい。そして、あわよくば恋人関係になりたい」
「わ、私のことが好きっていうことですか!?」
驚きすぎて直球に問いかけてしまった。アルロイさんは狼狽えることもなく、力強くうなずいた。
「はい。結婚を前提に交際していただけませんか?」
「え、えぇっ……」
いやいやいや、急展開すぎて頭がついていかない!
(私は恋愛ごとには強いし、スペシャリストだって思ってたけど……)
でも、今、めちゃくちゃ狼狽えてます!
……だって、私恋愛経験ゼロだもの。
ジト目になりつつ彼を見つめると、彼は観念したように両手を挙げる。
「正解です。でも、決してなにかしたいわけじゃないんです。……一緒に出掛けて、楽しく過ごしたいだけです」
それだと別にやましいことはないんじゃないの?
(だったら、私の言葉を認めなくてもいいのに)
否定したほうがずっといいはず。
黙った私を見て、アルロイさんは私に顔をぐっと近づけた。まじまじと見ると本当にかっこいい。
「……クレアさんは信じてくれるかわかりませんけど、俺はデートだって思ってます」
「――デート?」
聞き馴染みのある単語。しかし、私には縁のないものだと決めつけていたこと。
「はい。俺はあなたと距離を縮めたい。そして、あわよくば恋人関係になりたい」
「わ、私のことが好きっていうことですか!?」
驚きすぎて直球に問いかけてしまった。アルロイさんは狼狽えることもなく、力強くうなずいた。
「はい。結婚を前提に交際していただけませんか?」
「え、えぇっ……」
いやいやいや、急展開すぎて頭がついていかない!
(私は恋愛ごとには強いし、スペシャリストだって思ってたけど……)
でも、今、めちゃくちゃ狼狽えてます!
……だって、私恋愛経験ゼロだもの。