寵愛の姫 Ⅲ【完】


だけど。



ーーーーーー絶対ぇ、親父の仕業に違いねぇ。







なぜなら。



「私は、高崎くんのお父様の担任でもあったんですよ?」



前田は高校時代の、親父の担任でもあったんだから。







俺に対してほくそ笑む、その姿が簡単に想像が出来る。




そんな親父に、ムカつきが増すのは仕方がない事だと思う。



「えっ!?お父さんの?」




莉茉に視線を向けられた前田が頷いた。
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