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寵愛の姫 Ⅲ【完】
150ページ
寵愛の姫 Ⅲ【完】
「あぁぁ、暁!??」
「あ?」
「莉茉ちゃんの担任って、前田なの!?」
嫌そうなに顔をしかめた大雅に、紫煙を吐き出した俺は頷く。
「あぁ、そうだ。」
ーーー不本意だけどな。
ひっそりと、内心で呟く。
「どうせ、前田を莉茉の担任にしたのは、親父の差し金だろ。」
「組長の?」
大雅が驚きを露にした。
「前田は、親父の元担任だ。」
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