寵愛の姫 Ⅲ【完】



「あぁ、それ繋がりで前田が莉茉ちゃんの担任に指名されたって訳か。」



納得と頷く大雅。



「そうだろな。」


「………成る程ね。」



面白くなさそうに、大雅が顔を歪ませる。



「俺達や組長に関わりのあった前田なら、莉茉ちゃんの担任になっても、安心だって事か。」


「あぁ、桜樺の中では前田が一番、莉茉を任せる相手には適任だからな。」


「だね。」



同感と、大雅も首肯した。
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