寵愛の姫 Ⅲ【完】



「お母さん?」



確かに、お母さんから何度かお誘いのメールがあったけど……



でも、勉強に集中したいからって、丁寧にお断りしたのに……



…………諦めてなかったんですね、お母さん……



「…………後、」


「うん?」


「親父もだ。」



ぼそりと暁が呟く。




「………………はい?」
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