寵愛の姫 Ⅲ【完】


………………ん?



「天野先輩…?」



って、もしかして…。



「朔?」



「っっ、」



朔の名前を呼べば、びくりと肩を跳ね上げた。



「は、はい、何ですか?」



「………?」



不自然なぐらいに肩を跳ね上げさせた朔に、怪訝に首を傾げるも。



「朔は、叶くんに会ってたの?」




気になった事を、尋ねた。
< 227 / 469 >

この作品をシェア

pagetop