寵愛の姫 Ⅲ【完】


「「叶くんっ!!?」」



次の瞬間。



2人の声が、綺麗にハモった。


「………。」



そんな2人に、目を瞬かせる。





わぁ、息がぴったり。




思わず、呆けて関心してしまった。



「莉茉、天野先輩を知ってたの?」



恐る恐る聞いてくる神無に、こくりと頷く。



「うん、叶くんとは知り合いになるのかな…?」




私と叶くんとの関係は、少し複雑過ぎて、説明が色々と難しい。
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