寵愛の姫 Ⅲ【完】



「………?」


反則…?





訳が分からず、首を傾げれば。


「っっ、」


反転する視界。





ーーーー押し倒された。





その事実を理解したのは、私が暁に組み敷かれた時。



「………っ、あ、暁?」


「ふっ、今日は土曜日だから、学校の事を考えずに、じっくり堪能させろよ?」




呆然と見上げた暁の瞳に、獰猛な光が孕んでいた。
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