寵愛の姫 Ⅲ【完】


「莉茉。」


「うん?」


「お前は、俺とずっといるんだよな?」




俺の側に。


ずっと、これからも。





じっと莉茉の瞳を見つめる。



「うん、暁と一緒にいたい。」



力強く莉茉が頷く。



真っ直ぐと。


俺の瞳から逸らす事なく。
< 32 / 469 >

この作品をシェア

pagetop