寵愛の姫 Ⅲ【完】


「うん。」



しっかりと頷いた私に満足そうに笑った暁と一緒に、婚姻届を出す為に、区役所に向かう。






ーーー不安に、目を背けて。











無事に区役所に着き、婚姻届を出して数分。



「おめでとうございます、受理させて頂きました。」



受理された婚姻届。





担当してくれた職員さんに、笑顔で祝福の言葉を送られる。



「っっ、あ、ありがとうございます。」



嬉しくて。



目頭が熱くなった。
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