寵愛の姫 Ⅲ【完】


「……何か……。」


「ん?」


「暁の世界は、優しいね?」



だからこそ。


羨ましいと思ったの。





強い絆が。


血の繋がりかなくても、お互いを家族だと言える暁達の関係が羨ましくて。




…………輝いて見えた。
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