寵愛の姫 Ⅲ【完】


「暁…?」


「ん?」


「それって、……プロポーズ…?」



ねぇ、

………期待しても良い?



「ふっ、それ以外に他に何があるんだよ。」



甘く微笑む暁に、優しく額に口付けられて、私の頬が染まる。



「親父もお袋も、莉茉が高崎の姓になる事を望んでる。」



「…うん。」


「勿論、俺もな。」
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