寵愛の姫 Ⅲ【完】
「なら、先に何か食べに行くか。」
「っっ、うん。」
そんな暁に、赤面しつつ。
嬉しさに、私は満面の笑みで頷く。
「ふっ、」
頷く私に笑みを落とした暁は、その視線を微笑む朔の方へと向けた。
「朔、後は任せたぞ?」
「了解、莉茉さんと2人で楽しんできて?」
ひらひらと笑顔で手を振る朔に別れを告げ、私と暁は文化祭を見て回る事に。
この後。
私に話し掛けていた男の子達が、龍神に“お仕置き”される事になのは、少し先の話。