寵愛の姫 Ⅲ【完】


挙げ句に、


何度も目を擦る奴もいる。





……おい、おい。



大丈夫なのか?



「……お前等、何やってんだ?」


「「っ、お待ちしておりました。」」



呆れた俺が口を開けば、はっとした組員達が一斉に頭を下げた。




それは、綺麗なほど全く同じタイミングで。
< 48 / 469 >

この作品をシェア

pagetop