寵愛の姫 Ⅲ【完】



「か、可愛い。」



「何か、小動物みたいだな?」



「俺、若のあんな顔を見た事ねぇぞ。」



「確かに!」



……チッ。



莉茉にバレぬよう、無言で組員達を睨む。





良い年した奴等が、鼻の下を伸ばしてんじゃねぇよ。



「「ヒっ!!」」



それだけで、顔を真っ青にさせる組員達。
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