早河シリーズ短編集【masquerade】
story1〜story3 あとがき
▼story1.キャラメルマキアート

短編集の最初の話は、本編第二幕【金平糖】に登場した高校生、有紗が主役です。

 有紗×早河の年の差カップリング、この二人の組み合わせが好きなんですよね〜。
ついに振られてしまいますね。有紗の恋は早河シリーズじゃなければ実らせてあげたかったよ。

女の子の失恋を書くのは切ない……。

 早河は有紗を振る時に『ごめん』とは一言も言いませんでした。ここで謝るのではなく、『好きになってくれてありがとう』がこの二人の関係には相応しい気がして。

早河の謝罪は結果として有紗に嘘をつく形になったことを詫びた時だけです。

 早河さん格好いいなぁ。有紗じゃなくてもこんな31歳独身男性(間もなく既婚)がいれば惚れますよ……。

有紗の立場になると、早河さんに惚れるの不可避〜!!ってなるんだよなぁ。いつもいつも守ってくれるヒーローだからね。これは好きになるのも仕方ない。

 前半は有紗と早河の話、後半は有紗と、好きな子に素直になれない不器用なカフェ店員の加納くんとの話。

カフェの店員さんとの恋物語も一度書いてみたくて、こんな出会い憧れますねぇ。
加納くんも書いていて楽しいキャラクターでした。第一印象最悪から始まった恋。

最後は甘すぎる展開にしちゃったけど悲恋の多い早河シリーズなのでたまには少女マンガ的ベタ甘なラストもありですね♡

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