あなたの見る世界に私は
休み時間
ぴったりとくっついた机はいつもなら気にならないのに今日はあまりにも近く、いても立ってもいられなくなり意味もなく教室の外へ出て廊下を歩く。窓の外の木葉の間から降る光に辺りながらさっき起きたことを実感できずにぼんやりと思い返す。すると誰かが走って追いかけてきた。
「ねえ、渡来!」
「あみ…!」
この子は横瀬あみ。さらさらな髪、治安の良い肌、ぱっちりとした目、見ると元気になるような笑顔。元気で人見知りはせず、誰にも優しい。大好きな親友だ。あみの目は一切の曇りがなく本音で話せる。
「今日は良い天気だね!」
「うん、綺麗…!」
「ところで本題なんだけど…」
「本題…?」
「うん!さっきさ、あの人と一緒に教科書見てたでしょ!」
「……え!見てたの!」
「うん!となりの席の伊織くんが教えてくれてね…!」
高橋伊織。席替えする前に隣だった人。私が人見知り発動してたからあまり話せなかったけど…。あみから聞くには吹奏楽部でトランペットを吹いているらしい。背が高くて背が低めな私からするとちょっと怖い。でも…まっすぐな姿勢に表情。グレーの透き通ったまっすぐな目に引き込まれてそうになる。
だけどなんでだろう、、あみたちの席は私たちの席より前で意図的に見ないと気づかないはずなのだ。
「それで、なんか話した?」
「うーん、話せなかったよ…。集中して授業聞いてたからさ…悪いなって…。」
「そっかぁ…。じゃあもう授業以外で話しかけてみたら、、?」
「無理だよー、、」
そんな会話をしているなかでチャイムがなった。
「はや、!じゃあ頑張ってね!」
「もう!」
そう言いながら私たちは、ぱたぱたと教室に戻った。
ぴったりとくっついた机はいつもなら気にならないのに今日はあまりにも近く、いても立ってもいられなくなり意味もなく教室の外へ出て廊下を歩く。窓の外の木葉の間から降る光に辺りながらさっき起きたことを実感できずにぼんやりと思い返す。すると誰かが走って追いかけてきた。
「ねえ、渡来!」
「あみ…!」
この子は横瀬あみ。さらさらな髪、治安の良い肌、ぱっちりとした目、見ると元気になるような笑顔。元気で人見知りはせず、誰にも優しい。大好きな親友だ。あみの目は一切の曇りがなく本音で話せる。
「今日は良い天気だね!」
「うん、綺麗…!」
「ところで本題なんだけど…」
「本題…?」
「うん!さっきさ、あの人と一緒に教科書見てたでしょ!」
「……え!見てたの!」
「うん!となりの席の伊織くんが教えてくれてね…!」
高橋伊織。席替えする前に隣だった人。私が人見知り発動してたからあまり話せなかったけど…。あみから聞くには吹奏楽部でトランペットを吹いているらしい。背が高くて背が低めな私からするとちょっと怖い。でも…まっすぐな姿勢に表情。グレーの透き通ったまっすぐな目に引き込まれてそうになる。
だけどなんでだろう、、あみたちの席は私たちの席より前で意図的に見ないと気づかないはずなのだ。
「それで、なんか話した?」
「うーん、話せなかったよ…。集中して授業聞いてたからさ…悪いなって…。」
「そっかぁ…。じゃあもう授業以外で話しかけてみたら、、?」
「無理だよー、、」
そんな会話をしているなかでチャイムがなった。
「はや、!じゃあ頑張ってね!」
「もう!」
そう言いながら私たちは、ぱたぱたと教室に戻った。