両片思いだったのに略奪されて溺愛されました


「承知って」


ふっ、とハジメが笑って肩を揺らす




あー今、ときめいた。

もう11時だけど、太陽も明るくて、もうすぐお昼だけど、

窓からちょうどいい風が入ってきて、


朝から清々しい




そんなゆったりとした空間に

永遠にいたい。






「あ、でも敦史が――」


なのに。

言わないでおこうと思っていた言葉が、罪悪感からポロっと出てしまった
< 111 / 638 >

この作品をシェア

pagetop