両片思いだったのに略奪されて溺愛されました



「キモいはないだろ、傷付く」


「こんな風にされて、私の方が傷付くよ!」



もがいてももがいても、敦史の腕の中からは逃げられなくて、


――私の方こそ、男ナメてた。




こんな、力の差があるなんて、考えたこともなかった



「離してよ、――もう」



あ、ダメだ。

敦史ごときに、……泣くもんか

< 145 / 406 >

この作品をシェア

pagetop